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株式会社アクアシステムズ

会社名

株式会社アクアシステムズ

http://www.aqua-systems.co.jp

採用情報

http://www.aqua-systems.co.jp/recruit/

業種

・データベース全般のコンサルティング
・データベース関連製品の開発・販売等

審査概要

〇ヒアリングにご協力頂いた方
~執行役員技術部長 川上明久様~
ソフトハウスにて、公共性の高い位置情報システムなど官公庁向けのデータベースをコアにした開発を中心に経験を積み、10年程前にアクアシステムズ入社。
入社後は、データベースコンサルタントとしてソフトバンクのデータベース統合、内製化支援などを担当。現在は管理職として、客先への提案活動や採用活動など幅広い業務に従事。
株式会社アクアシステムズ


〇ヒアリング日時
2013年11月28日16:00~

〇従業員アンケート
実施期間2013年11月20日~2013年11月21日
社員24名のうち、4名より回答
 
     

当社概要

データベース全般のコンサルティング、データベース関連製品の開発・販売などを行う業者。
資本提携先などのグループ会社なく、完全独立系。
従業員の内訳は、開発/サポート/セールス等製品関連が5名、コンサル6名、DBA13名、合計24名。
平均年齢は30代後半。30代、40代で9割を占める。
IT業界の中では離職率が低く中途で経験者のみを採用している結果、年齢層が高めとなっている。
所在地は、東京メトロ銀座駅より徒歩2分。

売上の構成

製品売上が1/4、コンサルティングによるものが1/3、残りが常駐型DBAによる。
取引形態は、エンドユーザーとの直接取引によるもの、大手メーカーのプロジェクトにアサインするものが同程度。
顧客基盤としては、幅広い業界と取引があり、かつ各業界トップ3に入る企業が8割程度。
例えば携帯電話のSoftBank、航空のANAなど、日本を代表するような大手企業グループとも数多く取引している。
また近年はデータへの社会的なニーズの高まりから、WEBサイト経由の問い合わせを入り口とした取引が増加傾向(今年度売上げの2、3割程度)。

ビジネスモデルの現状

完全な独立系として、特定のベンダーにこだわらず、データベース関連の技術サービス及びツールの開発・販売を行っている。
データベース関連の技術サービスをする中で、チューニング、トラブル対策から対応してツールの潜在ニーズをくみ取り提案するパターンと、ツールを販売した先から技術サービスの引き合いが来るパターン、両方とも多くあり、ツールの製造販売と技術サービスとでシナジー効果が発揮されていると言える。結果、売上げの構成比率も、ツール販売、コンサルティング、常駐サービスの3本柱に分散している。
アクアシステムズの案件は、大手企業との継続的な取引が多いこともあり、6割程度がOracleであり、ほかにNoSQL、MySQL、PostgreSQL、データ連係製品などが続く。
オープンソースのMySQL導入なども含めて、顧客にとって最適なデータベースの提案を行うことができ、データベースのことならなんでも相談を受けることができる。
ツールついては、コンサルタント、DBAの意見をプロダクトに反映しつつ開発をしており
①性能管理に関するもの
②監査に関するもの
の2つがある。これまでは①が主力であったが、情報セキュリティーへの関心の高まりという社会的な背景から②の売上が伸びている。
インターネットなどの普及により、あらゆる業界で入手できるデータ量が膨大になった結果、『ビッグデータ』が注目されつつある。同時に、その基盤となるデータベースを管理しているDBAという職種もまた、認知度が上がっている。
そのため、アクアシステムズにとってはチャンスであり、人材採用により業務を拡大していく方針。
MySQLの新バージョンに関する講演をアクアシステムズの社員が行うなど、技術面でイニシアティブを取っていこうとする企業文化がある。

DBAという職種の特徴

特にアクアシステムズでは、DBAが大手企業の大きなプロジェクトでもスペシャリストとして少人数で動くことが多いので、個人として目立ちやすいことが大きな特徴。結果、活躍が周囲に認められれば、富士通など大手企業から、バイネームでその人が指名されて仕事が来るようになる。
データベースにはOracleやMySQL、PostgreSQLなど様々なものがあるが、実務をこなす上でのノウハウには共通の部分が多い。(データモデル設計、チューニング、安定運用の勘所などは共通している部分が多い)
そのため、特定のプロダクトや言語に依存しないスキルを身につけやすい。
システム開発で言えば、アーキテクトのような存在と言える。
一般的にSEは、業務知識をコアにするか、技術知識をコアにするかで分かれる。その点でDBAは、開発エンジニアに比べて技術寄りの職種であり、特定の業界に依存しないスキルを身につけやすい。

DBAの長期的なキャリアアップ

DBAとしてのスキルを一通り身につけた後に想定される主なキャリアとしては、下記の3つがある。
①専門職として
ずっと現場でやっていきたい人。現場志向の人向け。
②データベースコンサルタントとして
クライアント企業のデータベース関連の課題に対して、コンサルティングを行う職種。
アイディア、影響力のある人向け。「俺が、俺が」というタイプに合いやすい。
③ラインマネジメントとして
社内体制をマネジメントする職種。人の面倒を見たい人、自分のチームを持ちたい人向け。
上記3つは求められるものがそれぞれ大きく異なるため、個人の適性や志向に応じてキャリアアップの方向性を選択することができる。
日本のIT業界の特徴として、元請け・下請けの多重構造がある。これにより、大手企業の従業員は専門知識が身につかず、一方で、下請け企業は上流工程に入り込めずに切り分けられた仕事を安い単価で受託してしまう傾向にある。
アクアシステムズは、中小企業であるものの、データベースの専門家集団として大手企業などとも直接取引しており、そういった多重構造には陥っていない。
そのため①のような専門職であっても給料を他社に比べて高めにすることができる。
また、エンドユーザーと直接取引していることから②や③のような上流工程へキャリアアップしていくことも可能となっている。

求める人材

・DBAの仕事を本気でやりたいと考えている人
・明確な強みを持った人、とがった人

アクアシステムズが重視するのは、データベースに関する仕事が好きかどうか、である。
好きであれば、自然と努力するし、スキルアップのスピードも速いためである。
また、アクアシステムズは大手企業の難易度の高いプロジェクトが多いため、DBAの経歴としてアピールできる経験を数多く積むことができる。そのため人材市場における価値を高めやすい。
また、データベースに特化していることから、入社前に聞いていた仕事内容と違った、ということが起こりづらい。

アクアシステムズの労働環境の特徴

アンケートの結果、月間の残業は19時間弱。
ヒアリングでも実態として20時間程度とのことでありIT業界の中ではかなり少ない水準にあると言える。
これは、下記2点による。
①アクアシステムの技術力が取引先に認められリピート率が高いことから、アクアシステムズが無理な案件を避けて営業活動できること
②代表をはじめとして時間内に業務を終わらせるという意識が強く、ワークライフバランスを重視するカルチャーであること

ほかの項目に関しても、特段問題見られず、従業員の満足度が高い職場と言える。

総評

長年データベース関連のスキルを地道に高めつつ、従業員の労働環境にも相当程度配慮してきた企業。日本を代表するような大手企業とも数多く取引している。

逆に言えば、日本経済の隠れた要として日本全体の競争力にも貢献していると言えるだろう。
このような企業で1人でも多くの優秀なDBAが育ち、日本のITを支えて頂きたい。


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